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2009年7月アーカイブ

皆既日食の条件3: 月の大きさ

これまでのふたつの条件を満たせば、日食はおきる。しかし「皆既日食」が起きるためには、地球から見て「月が太陽より大きい」ことが必要だ。

月が地球の周囲を回る軌道は楕円。地球が太陽の周囲を回る軌道も楕円であり、この二つの関係から、「月が太陽より大き」く見える状態は限定的で、これが皆既日食がめずらしい理由とも言える。

皆既日食2.JPG

皆既日食の条件2: 月の軌道

月が「新月」となって、太陽・月・地球の順番に並べば日食が起きるように思えるが、それだけでは皆既日食は起こらない。月の軌道は、地球の公転軌道とずれているからだ。

日食が観測されるためには、太陽・月・地球が一直線に並ぶ必要があり、月と地球の軌道のずれから、これは年に2回ほどしか発生しない。そして、その2回に日食を観測できる場所は限られていて、日本で観測できるのは46年ぶりということになる。

moon皆既日食.jpg

2009年7月22日,46年ぶりに日本で皆既日食が観測される

太陽が完全に月に覆い隠されてしまう「皆既日食」が、2009年7月22日、日本で観測される。日本で皆既日食が観測されるのは46年ぶりであり、この機会を逃すと、次に観測できるのは26年後の2035年だ。なぜ皆既日食はめったに見られないのだろうか?日食が起きているときの地球を宇宙から眺めるとどうなっているのだろうか?日食の仕組みを知れば、7月22日がもっと楽しくなる!

皆既日食の条件1: 新月であること

皆既日食が観測されるために必要な条件は3つある。

その一つめが、「新月」であることだ。新月とは、月が地球の周囲を回る中で、太陽に最も近い位置に来たときのこと。太陽・月・地球の順番に並ぶときの月が「新月」である。

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